40代からの社会福祉士・精神保健福祉士合格

40歳で勉強を始めて、42歳で社会福祉士・45歳で精神保健福祉士に合格した医療ソーシャルワーカーのブログです。

第32回社会福祉士合格体験記 第14回(最終回)

 特にお伝えしたかったことは,1.「受験」勉強を徹底的にやった2.勉強対象を絞り込んで徹底的に繰り返した,の2点になります。結果として,121点(午前共通63点,午後専門58点)で合格することができました。

 第32回社会福祉士国家試験終了後の各社講評では,今年度は試験委員の大幅な入れ替えにより傾向が変わったと論じるものが少なくありませんでした。しかし,第32回社会福祉士国家試験は,昨年度第31回社会福祉士国家試験と傾向も難易度も変わっていない,というのが私の感想です。

 たしかに,今まで見たこともない知識を問う問題や最新動向を問う問題も多く出題されました。しかし,このような未知・最新の問題は,他の受験生も正答することはできません。

 合否を分けるのは,このような未知・最新の問題ではなく,過去の社会福祉士国家試験で何度も出題されている基礎知識を問う問題だと思います。何度も出題され手垢のついた基礎知識を正確に理解・記憶しているか否かが,合否を分けると考えます。最新知識・些末な知識を求めていたずらに勉強範囲を広げるのではなく,基礎知識を正確に理解・記憶するための受験勉強を愚直に繰り返すことが合格への近道だと思います。

 もっとも,これはあくまで私の意見であって,受験生全てに当てはまるわけではありません。第1回でも述べましたが,「自分にもあてはまる」「自分にとって有益」と思った部分だけを切り取って,参考にしていただけますと幸いです。

 最後になりましたが,皆さまのご健闘をお祈りいたします。