40代からの社会福祉士・精神保健福祉士合格

40歳で勉強を始めて、42歳で社会福祉士・45歳で精神保健福祉士に合格した医療ソーシャルワーカーのブログです。

第32回社会福祉士合格体験記 第12回(直前期の過ごし方)

 12月から2月の直前期は、新しい事項には手を出さず,これまでやったことの精度を上げることだけに注力しました。

1 新しい事項には決して手を出さなかった

 社会福祉士国家試験では,99パーセントの理解・記憶では1点には結び付きません。100パーセントの理解・記憶が求められます。比喩的に言うと,合格のための武器となるのは,10,000個の曖昧な知識ではなく,100個の正確な知識です。

 そこで,各社模擬試験が終わる12月から試験当日までは,新しい事項には決して手を出さず,これまで勉強した基礎知識の理解・記憶を100パーセントの精度に引き上げることだけに注力しました。

 たとえば,「統計・白書・時事問題等の最新の動向については,新聞などで常に把握しておくように」と合格者・指導者は口を揃えて言います。全くもって正論だと思います。しかし,普通の社会人受験生が統計・白書・時事問題等の最新の動向まで把握するのは,現実的には不可能だと思います。

 そこで白書・統計・時事問題等については,受験対策テキストに掲載されている基礎知識(たとえば,第32回共通44問の民生費、共通50問の社会保障給付費は,基本中の基本問題であり,絶対に落としてはいけない問題です)のみに勉強対象を絞り込んで繰り返すこととし,それ以外は思い切って勉強対象から除外しました。

2 事前に準備できることは全て事前に準備した

 本試験当日は本試験問題を解くこと以外に無駄なエネルギーを使いたくなかったので,事前に準備できることは全て事前に準備しました。

 たとえば,本試験日の2週間前に,本試験と同じ時刻に,試験当日と同じ交通手段で,試験会場へ実際に行き,下見を行いました。自宅から本試験会場までの交通状況,交通トラブルがあったときに備えての複数の交通手段の検証,試験会場の位置確認,試験会場周辺の静寂さ,試験会場周辺の駐車場の位置,コンビニの有無・場所など,不動産物件を内覧するような感覚で確認を行いました。

 また,たとえば,試験に関して少しでも疑問がある点は,インターネットで調べたり友人に聞いたりしてお茶を濁すのではなく,試験実施の権限を有する試験センター試験室に対して電話で問い合わせをして確認しました。カレンダー機能が付いた時計を試験中に使用してもよいかなど,かなり細かい事項に関しても実際に試験センター試験室に対して電話問い合わせをして確認し,疑問点を払拭しました。

3 体調管理に神経質すぎるほど気を遣った

 試験直前の2か月間は,体調管理に特に気を遣いました。

 具体的には,インフルエンザ予防のためうがい手洗いを徹底する,人込みにはいかない,生ものは食べない,飲み会などはすべて断る,睡眠時間を決して削らないなど神経質すぎるほどに体調管理を行いました。