40代からの社会福祉士・精神保健福祉士合格

40歳で勉強を始めて、42歳で社会福祉士・45歳で精神保健福祉士に合格した医療ソーシャルワーカーのブログです。

第32回社会福祉士合格体験記 第7回(受講した受験対策講座その1)

 今回は,受講した社会福祉士受験対策講座の紹介の1回目です。

 社会福祉士国家試験は,一部の秀才を除き,養成校カリキュラムの勉強をしているだけでは合格することはできません。養成校カリキュラムの勉強に加えて、別途、国家試験対策の勉強をする必要があります。以下では,国家試験対策に不可欠な国家試験対策講座についてお話します。

 なお,社会福祉士受験対策講座については,社会福祉士国家試験に大学の命運を賭けている日本福祉大学のNFUライセンススクール(日本福祉大学ライセンススクール)のウェブサイトに受験界の著名な講座が網羅されています。講座情報が集約されていて便利ですので,よろしければご参照ください。

nfuls.nfu.co.jp

 

 私は,社会福祉士短期養成校入学直前の1年間,通信制福祉大学4年次生として在籍していました。しかし,悪い意味で要領よく単位を取得して卒業してしまったため,短期養成校入学時点では,福祉に関する知識は,恥ずかしながらほとんどゼロに近い状態でした。

 そこで,ゼロから基礎知識を習得する必要があり,テコム福祉教育カレッジの飯塚慶子講師担当「合格必勝web講座」を受講しました。6月上旬より受講を開始して,7月上旬までには一通り視聴を終らせました。その後も,このweb講座は試験直前期まで何十回と繰り返し視聴しました。その結果,コアとなる基礎知識の確立に役立ちました。

 

 数多くある社会福祉士国家試験対策講座から,テコム福祉教育カレッジの「合格必勝web講座」を選択した理由は,以下の4点です。

 第一に,仕事との兼ね合い上,通学が不可能だったため通信である必要がありました。また,紙媒体のみの通信講座では理解できる自信が全くなかったので,講義映像のある講座を選びました。

 第二に,ゼロから始めて合格レベルの知識まで一通りの知識を講義で扱うことです。社会福祉士国家試験対策講座は数多くありますが,知識ゼロからはじめるいわゆる「基礎講座」は意外と少ないです。その少ない講座の中で,映像講義の通信を選ぶと,テコム福祉教育カレッジの講座になりました。

 なお,基礎講座として,日本ソーシャルワーク教育学校連盟(略称「ソ教連」)が無料講義を配信しています。私も実際に一部視聴してみましたが,科目担当講師にもよりますが私にとっては有益な内容ではなかったので,視聴することは止めました。

 第三に,担当講師が飯塚慶子講師であったことです。社会福祉士国家試験の受験勉強を始めるにあたり,たくさんの講師の評判に目を通し,かつ,できる限り実際に体験受講してみました。その結果,私には飯塚慶子講師が一番わかりやすく感じたので,受講するのであれば飯塚慶子講師の講座と考えていました。テコム福祉教育カレッジの合格必勝web講座の担当講師は年度ごとに変わるようですが,私が受験した年度は,幸運にも飯塚慶子講師が担当でした。そこで,テコム福祉教育カレッジの合格必勝web講座を受講することにしました。

 第四に,先に示した,私が受験対策テキストとして選んだ「社会福祉士の合格教科書2020」を講義テキストとして使用することです。「社会福祉士の合格教科書2020」に線引き・書き込みをしながら講義が進むため,1冊のテキストに情報の一元化をすることができ,本試験当日まで他のテキストに手を出さずに済みました。

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 社会福祉士受験界は中学・高校・大学受験界やビジネス英語受験界に比べて未発達で,社会福祉士国家試験対策講座には酷い内容のものも少なくありません。また,良い講師もほとんどいないというのが私の正直な感想です。受験者総数4万人程度の小さなマーケットですから,ビジネスとして成り立たない・良いサービスが生まれないというのは仕方がないのかもしれません。そのような中で,唯一水準に達しており他人にもお勧めできるのが飯塚慶子講師かなと思います。ただ,講師との相性もありますので,YouTubeのダイジェスト映像などを試聴してみてください。